MAHJONG PRACTICAL GUIDE
ベタオリの基本:安全牌を切る順番
ベタオリは、自分のアガリより放銃を避けることを優先する打ち方です。まず相手ごとの現物を探し、次の巡目にも切れる牌が残るかを確認すると、守備の手順が整理できます。
まず押さえたいポイント
- 誰に対して安全なのかを分けて考える
- 現物とスジ・カベを同じ確実さで扱わない
- 今の1枚だけでなく、次巡に切れる牌も確認する
攻めを続けるか、オリるかを先に決める
ベタオリでは、受け入れが狭くなる打牌や完成面子を崩す打牌も候補になります。攻撃の何切る問題とは目的が違うので、シャンテン数が戻ったことだけで失敗とは判断しません。
ただし、リーチを受けたら必ずオリるという意味ではありません。手牌の進行、打点、残り巡目、点棒状況で押し引きは変わります。この記事では『今回は放銃回避を優先すると決めた』後の牌の選び方を扱います。
最初にリーチ者の現物を探す
相手が捨てた牌は、その相手に対する現物です。リーチ者は待ちを変えられないため、リーチ後に他家が切ってロンされなかった牌も、そのリーチ者に対する安全な牌として扱えます。
鳴いている相手やリーチしていない相手は、その後に待ちを変えられます。以前に通った牌が今も安全とは限りません。また、1人の現物であっても別の人に当たる可能性は残ります。
現物が複数あるなら、次の手番まで考える
1枚の現物を切って次巡に安全牌がなくなる場合と、対子の現物を1枚ずつ切れる場合では、守備の継続しやすさが違います。同じ安全度なら、残り枚数や他家にも通るかを確認します。
現物の対子を持っているからといって、必ずその対子から切るとは限りません。別の相手への安全度、途中で拾える現物、手牌の変化もあります。『次巡の選択肢を残せるか』という比較材料として使います。
2人から攻撃が来たら、共通の現物から探す
下家と対面の2人がリーチしているなら、両方の河にある牌を優先して探します。片方に通っているだけでは、もう片方からロンされる可能性があります。
共通の現物がないときは、片方の現物で他方にはスジなど、相手ごとの根拠を並べます。安全牌がない局面には確実な答えがないこともあり、この記事は放銃率を計算しているわけではありません。
スジ・カベは現物がないときの比較材料
スジは特定の両面待ちを否定する材料で、カンチャン、単騎、シャンポンなどへの安全を保証しません。カベも順子の作り方を制限する材料であり、外側の牌がすべて安全になるわけではありません。
宣言牌周辺、ドラ、鳴き手の役などを見ずに、機械的にスジだけを切り続けないことが大切です。現物がない場合のスジ・カベの詳しい使い分けは、関連記事で牌図から復習できます。
| 順番 | 確認 | 区別すること |
|---|---|---|
| 1 | 攻撃している相手を特定 | 1人への安全と全員への安全は別 |
| 2 | 相手ごとの現物 | リーチ者と待ちを変えられる相手は別 |
| 3 | 次巡に切れる牌 | 今の1枚と守備の継続は別 |
| 4 | スジ・カベなど | 比較材料と安全の保証は別 |
牌で見る例
牌の形を目で見ると、ルールや役の条件がかなりつかみやすくなります。
東の対子を、リーチ者の現物として残している例
自分は南家。下家がリーチしており、今回はオリる方針です。河は必要な部分だけの抜粋です。













東を2枚持っています。形の受け入れより、リーチ者への安全を優先する場面です。






東は下家の現物です。1枚切っても、次巡用にもう1枚残ります。
PRACTICE
同じ手牌でも、相手が増えたら確認し直す
今回はベタオリすると決めた局面です。示していない河・牌の情報から安全度を推測しないでください。
下家だけがリーチ。下家の河には東がある













他家のリーチはなし。下家の河の抜粋は1萬・8萬・9筒・4索・東。
答えを見る
東を、下家への現物として切れます東はリーチ者が捨てた牌です。手牌に2枚あるので、もう1枚を次巡の守備に残せます。ただし他の2人に対する安全は保証していません。
対面もリーチし、両者の河に東がある













下家と対面がリーチ。両者がそれぞれ東を1枚捨てています。自分の東2枚を含めて計4枚です。
答えを見る
東は2人のリーチ者に対する共通の現物です相手を一人ずつ確認すると、東は両者にロンされない牌です。自分の牌と2人の河で計4枚となり、牌の枚数にも矛盾はありません。
TRY IT
鳴き判断で攻守を比べる
他家のリーチがある問題では、鳴いて得る速度と、直後に切る牌の守備を合わせて考えられます。
鳴き判断で攻守を比べる