MAHJONG PRACTICAL GUIDE

ベタオリの基本:安全牌を切る順番

ベタオリは、自分のアガリより放銃を避けることを優先する打ち方です。まず相手ごとの現物を探し、次の巡目にも切れる牌が残るかを確認すると、守備の手順が整理できます。

まず押さえたいポイント

  1. 誰に対して安全なのかを分けて考える
  2. 現物とスジ・カベを同じ確実さで扱わない
  3. 今の1枚だけでなく、次巡に切れる牌も確認する

攻めを続けるか、オリるかを先に決める

ベタオリでは、受け入れが狭くなる打牌や完成面子を崩す打牌も候補になります。攻撃の何切る問題とは目的が違うので、シャンテン数が戻ったことだけで失敗とは判断しません。

ただし、リーチを受けたら必ずオリるという意味ではありません。手牌の進行、打点、残り巡目、点棒状況で押し引きは変わります。この記事では『今回は放銃回避を優先すると決めた』後の牌の選び方を扱います。

最初にリーチ者の現物を探す

相手が捨てた牌は、その相手に対する現物です。リーチ者は待ちを変えられないため、リーチ後に他家が切ってロンされなかった牌も、そのリーチ者に対する安全な牌として扱えます。

鳴いている相手やリーチしていない相手は、その後に待ちを変えられます。以前に通った牌が今も安全とは限りません。また、1人の現物であっても別の人に当たる可能性は残ります。

現物が複数あるなら、次の手番まで考える

1枚の現物を切って次巡に安全牌がなくなる場合と、対子の現物を1枚ずつ切れる場合では、守備の継続しやすさが違います。同じ安全度なら、残り枚数や他家にも通るかを確認します。

現物の対子を持っているからといって、必ずその対子から切るとは限りません。別の相手への安全度、途中で拾える現物、手牌の変化もあります。『次巡の選択肢を残せるか』という比較材料として使います。

2人から攻撃が来たら、共通の現物から探す

下家と対面の2人がリーチしているなら、両方の河にある牌を優先して探します。片方に通っているだけでは、もう片方からロンされる可能性があります。

共通の現物がないときは、片方の現物で他方にはスジなど、相手ごとの根拠を並べます。安全牌がない局面には確実な答えがないこともあり、この記事は放銃率を計算しているわけではありません。

スジ・カベは現物がないときの比較材料

スジは特定の両面待ちを否定する材料で、カンチャン、単騎、シャンポンなどへの安全を保証しません。カベも順子の作り方を制限する材料であり、外側の牌がすべて安全になるわけではありません。

宣言牌周辺、ドラ、鳴き手の役などを見ずに、機械的にスジだけを切り続けないことが大切です。現物がない場合のスジ・カベの詳しい使い分けは、関連記事で牌図から復習できます。

守備で確認する順番
順番確認区別すること
1攻撃している相手を特定1人への安全と全員への安全は別
2相手ごとの現物リーチ者と待ちを変えられる相手は別
3次巡に切れる牌今の1枚と守備の継続は別
4スジ・カベなど比較材料と安全の保証は別

牌で見る例

牌の形を目で見ると、ルールや役の条件がかなりつかみやすくなります。

東の対子を、リーチ者の現物として残している例

13枚相手ごとに確認

自分は南家。下家がリーチしており、今回はオリる方針です。河は必要な部分だけの抜粋です。

自分の手牌13枚
二萬三萬四萬四筒五筒五筒五筒六筒六索七索八索東東

東を2枚持っています。形の受け入れより、リーチ者への安全を優先する場面です。

下家の河(抜粋)
一萬八萬九筒四索東
現物
東

東は下家の現物です。1枚切っても、次巡用にもう1枚残ります。

PRACTICE

同じ手牌でも、相手が増えたら確認し直す

今回はベタオリすると決めた局面です。示していない河・牌の情報から安全度を推測しないでください。

下家だけがリーチ。下家の河には東がある

二萬三萬四萬四筒五筒五筒五筒六筒六索七索八索東東

他家のリーチはなし。下家の河の抜粋は1萬・8萬・9筒・4索・東。

答えを見る東を、下家への現物として切れます

東はリーチ者が捨てた牌です。手牌に2枚あるので、もう1枚を次巡の守備に残せます。ただし他の2人に対する安全は保証していません。

対面もリーチし、両者の河に東がある

二萬三萬四萬四筒五筒五筒五筒六筒六索七索八索東東

下家と対面がリーチ。両者がそれぞれ東を1枚捨てています。自分の東2枚を含めて計4枚です。

答えを見る東は2人のリーチ者に対する共通の現物です

相手を一人ずつ確認すると、東は両者にロンされない牌です。自分の牌と2人の河で計4枚となり、牌の枚数にも矛盾はありません。

TRY IT

鳴き判断で攻守を比べる

他家のリーチがある問題では、鳴いて得る速度と、直後に切る牌の守備を合わせて考えられます。

鳴き判断で攻守を比べる

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