本文へ移動

メニュー

MAHJONG PRACTICAL GUIDE

守備・捨て牌読み上級

2軒リーチで安全牌が足りないとき

2人に攻撃されると切る牌が分からなくなる方向けです。まず安全情報を相手別に分け、共通現物を使える回数と自分の手の価値を確認します。

雀フォリオ運営 / 作成 / 更新

まず押さえたいポイント

  1. 片方の現物はもう一方には未通過かもしれない
  2. 共通現物の枚数でしのげる巡数を数える
  3. 一方へ通すために他方へ無条件に押さない

安全牌の表に相手の名前を付ける

2軒リーチへの守備は、両者に対する安全情報の共通部分を探す作業です。一方に通るだけの牌はもう一方への評価が必要なので、『現物あり』とまとめず相手ごとに確認します。

共通現物が2枚あれば、通常の一巡ごとの打牌に2回使えます。しかしその次も安全という保証はなく、鳴きや他家の動きによって局面は変わります。今だけでなく次の一打まで準備します。

具体的な局面で比べる

以下は雀フォリオ運営が学習用に構成した局面です。特記がない例は4人打ちリーチ麻雀、赤牌なし。複数の手牌を並べる箇所は、前後の変化または別々の候補として表示しています。

局面 01

1索は片方だけ、4筒は共通

南3局13巡目。A・Bともリーチ済み。4筒と1索の位置だけに注目する教材用の河抜粋。

リーチ者Aの河抜粋
一索
四筒
リーチ者Bの河抜粋
四筒
九萬
自分の14枚
二萬二萬三萬四萬五萬四筒五筒六筒六筒七筒一索六索七索八索
主な候補と通常手の枚数基準(手牌・捨てた牌・上記の公開牌を差し引く)
切る牌進行枚数有効牌
1索 枚数基準テンパイ7枚5筒・8筒
4筒1向聴25枚2萬・4筒・5筒・6筒・7筒・8筒・1索・2索・3索
この14枚を牌理チェッカーへ

チェッカーには手牌14枚を渡します。公開牌は上の図に合わせて追加入力すると、この記事と同じ未見枚数を確認できます。

4筒からオリる
両者の現物なので、この2人に対するロンを避ける一打です。テンパイは外れます。
1索でテンパイを取る
Aには現物ですがBには未通過です。テンパイを取る利益を、Bへ押す判断として評価します。

判断の分かれ目『Aに安全』と『全員に安全』の違いを明示するだけで、判断の取り違えを減らせます。

局面 02

共通現物の対子で2回しのぐ

南2局14巡目。東が両者の現物。自分はまだテンパイしていない。

リーチ者Aの河抜粋
東
九萬
リーチ者Bの河抜粋
東
一筒
自分の14枚
二萬三萬四萬五萬五萬三筒五筒七筒八筒九筒六索七索東東
主な候補と通常手の枚数基準(手牌・捨てた牌・上記の公開牌を差し引く)
切る牌進行枚数有効牌
東 枚数基準1向聴12枚4筒・5索・8索
3筒1向聴10枚5萬・5索・8索
この14枚を牌理チェッカーへ

チェッカーには手牌14枚を渡します。公開牌は上の図に合わせて追加入力すると、この記事と同じ未見枚数を確認できます。

東を1枚ずつ切る
2枚ある共通現物で、次巡までの打牌を準備できます。
数牌を押して手を進める
テンパイまでの距離と、通す必要がある牌を比べます。安い一向聴なら負担が大きくなりやすい方針です。

判断の分かれ目安全牌の対子は守備の回数になります。ただし3人目がリーチや仕掛けをしている場合、その相手の安全も確認します。

間違えやすい考え方

片方に通った牌を、もう一方にも通ったと記憶する。

共通現物を1枚使って安心し、残り枚数を数えない。

次の対局で使う手順

『両方に通る・Aだけ・Bだけ・どちらにも未通過』の4つに分けます。短時間でもこの区別を先に行ってください。

共通現物が尽きる前に、次の候補の安全根拠と押す手牌価値を比べます。

前提と判断の限界

現物の安全性はその相手のロンに対するものです。ツモ、他家への放銃、反則や特殊ルールまで防ぐ保証ではありません。

出典:Mリーグ公式戦ルール(成立条件・点数の確認) / 天鳳公式マニュアル(ルール差の確認)

TRY IT

この内容を実際に練習する

自分の進行・打点・安全牌を条件と一緒に比較します。

押す?オリる?で練習

RELATED GUIDES

関連する記事

現物・スジ・カベの安全度の違い麻雀守備の基本である現物、スジ、カベの安全度と根拠の違いを、牌図と実戦で選ぶ順番から解説します。押し引きが微妙な局面の考え方良形テンパイと一向聴を、打点・現物・巡目を変えて比較。放銃率を作らず、押す理由とオリる理由を整理します。失点を最小化するための局面判断完全にオリる手と一打だけ押す手を区別し、現物の枚数と攻撃価値から方針を比較。架空の損失期待値は使いません。相手の副露を見て守備を始める基準2副露でもノーテン、1副露でもテンパイの合法な例を比較。確定した役と、まだ分からない進行度を区別します。